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DV-7PRのSSD化 第一回

20100803C.jpgRolandの映像音響機器のブランド「Edirol」。
我々、映像機器レンタル業をするものにとってはDV-7PR、PR-80、PR-50といったハードディスクプレーヤーがEdirolの代表的な製品と認識するのではないでしょうか。
発売からすでに時間がたってもDV-7PR、PR-80、PR-50は、現在でも現場の前線で使われている名機だと思います。他社も業務用のハードディスクプレーヤーを発売していますが、いまだにDV-7PR、PR-80、PR-50の操作性を上回るものは見受けられません。



しかしこのDV-7PR、PR-80、PR-50もハードディスクで起動するということで、ハードディスクのトラブルに対しては良き解決方法がありません。
これはとくに機器本体が起動するためのOSと、取り込んだ映像データが同じハードディスク上に書き込まれてしまうというこの機器の欠点が大きく影響します。
本来ならばOSは別のフラッシュメモリーに書き込まれているのであれば、ハードディスクがトラブルにあっても、機器本体が起動しないというリスクはなくなります。

このDV-7PRが開発・発売された時から、時代が変わり現在ではSSD(Solid State Drive)と呼ばれるハードディスクのようにモーターが駆動してディスクを回し、データを読み書きする必要のない、大容量フラッシュメモリーのものが出てきました。
このSSDをDV-7PRでハードディスクの代わりに使用することが出来ないかを検証・実験をしてみました。

現在パソコンなどで使われているハードディスクは SATAと呼ばれる規格の接続が主流ですが、DV-7PRが発売されたころはIDEという規格が主流でDV-7PRもその規格に準拠したハードディスクを搭載しています。
またSSDは2.5インチと呼ばれるノートパソコンに内蔵するような小さなサイズのものが主流で売られています。SSDのなかにもサイズや接続の規格の種類もいろいろあり、DV-7PRとおなじIDE接続のタイプや3.5インチサイズのものもあります。
しかしそういった現在の主流から外れたものは、商品の流通があまりなく秋葉原でも見つけるのが難しく、価格も割高になってしまいます。

そこで今回は2.5インチSATA接続のSSDとそれを3.5インチIDEに変換をするアダプターを組み合わせてDV-7PRで動くのかを検証してみます。

20100803A.jpgSSDは「SUPER TALENT」というブランドの「FTM64GL25V」というものを購入しました。
価格は9980円でした。
64GBのSSDですが、DV-7PRの起動ディスクは60GBなのでちょうど同じくらいの容量となります。なぜこのSSDを選んだかというと、たまたまツクモ電気のネットショップで特価販売していたので決めました。

変換アダプターですが、秋葉原でいろいろ探してみましたがあまり種類がなくて、PCパーツショップをいくつかまわって見つけたのが、システムトークスという会社の「スゴイアダプタ2.5→3.5」という製品です。(製品型番はSATA-TR2535です)
これは今回やりたかったことをすべて実現してくれる製品です。DV-7PRに固定するためのネジ穴もちゃんと付いていて、これを見つけることが出来たのが最大の収穫かもしれません。秋葉原のT-ZONEで3980円でした。

両製品を箱から出したところです。
20100803B.jpg







20100803C.jpgスゴイアダプタ2.5→3.5にSSDのFTM64GL25Vを取り付けます。
これで3.5インチ規格のIDE接続のSSDができあがりました。

まずこのSSDをDV-7PRが認識するかを調べるために、DV-7PRのリムーバブルディスクのハードディスクと交換することにしました。




20100803D.jpgリムーバブルディスクのフタをマイナスドライバーで隙間から差し込んで外します。
もういままで何回もハードディスクを交換しているのでこの作業はなれています。





20100803E.jpg
なかに入っているハードディスクを外し、SSDをリムーバブルディスクに取り付けます。
スゴイアダプタ2.5→3.5のおかげでネジ穴もぴったりできれいに取り付けることが出来ました。このスゴイアダプタにはIDE接続をするときにマスター・スレーブの設定があり、今回はリムーバブルにするのでスレーブ側にディプスイッチで設定をしておきます。
手に持ったかんじもハードディスクが入っていたときの半分くらいの重さに感じます。
なによりハードディスクのときは乱暴な扱いをするとディスクが壊れてしまうので、慎重な取り扱いでしたが、SSD化することでUSBメモリーのように気軽に取り扱いが出来るようになりました。
これならばリムーバブルディスクをそのままカバンにいれて気軽に現場に持っていけます。重量も軽くなって、これでDV-7PRがちゃんと認識してくれればかなり便利です。

ではDV-7PR本体にこのSSD化したリムーバブルディスクを装着して認識するかです。

20100803F.jpg

見事にディスクとして認識することが出来ました。この後、DV-7PRのプロジェクトをこのSSD化したリムーバブルディスク側に作成して動作確認を1時間ほどしましたが、とりあえず問題なく動作いたしました。
これでDV-7PRのSSD化の第一弾が完了しました。

次はDV-7PRの内臓しているハードディスクと交換をしてSSD化したディスクで起動出来るのかを検証したいと思います。



※これはあくまで検証実験です。この方法を推奨するものではありません。この記事を参考にされる方はご自分の責任において行動してください。
※ハードディスクの交換をしていますので、フォーマットという作業が必要になりますがその部分は意図的に書いていません。