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無線LANを使った映像機器の制御

20111126A.jpgのサムネール画像久しぶりの更新です。
ここ数年で映像機器の制御はRS-232CからEthernetへと変化しています。私の制御方法もLANによる制御が中心にすっかり変わってしまいまし た。やはりこれは現場に持ち歩くノートPCにシリアル端子がなくなり、映像機器にLAN端子が当たり前に装備されるようになったことが大きいと感じます。

制御をする側としてはRS-232CでもEthernetでも、同じコマンドを送って機器からの返事を受け取るということに変わりがなくて、RS-232Cの時のように機器のバッファを気にすることもなく制約も減って楽になった感じではあります。
またEthernetにはハブを使って複数台の機器を制御することが、簡単に安価で出来るのもメリットです。また無線LANを使えば、LANケーブルを長くひくこともなくノートPCで制御を実現できるのも良いことです。

今回は無線LANルーターを使って複数台のプロジェクターを制御するのに便利なAirMacExpressの紹介です。



20111126D.gifAirMacExpressは単体での無線LANルーター機能に加えて、WDS機能による複数のAirMacExpress同士の通信により、1つのSSIDで複数のAirMacExpressに接続された機器にアクセスすることが出来るようになります。
このWDS機能のメリットしては、無線LANアクセスポイントの接続範囲が広がる。1つのネットワークなのでアクセスポイントを切り替える必要がない。という点があります。

複数台のプロジェクターなどを別々の場所に設置する場合、このAirMacExpressのWDS機能を使うことで長いLANケーブルを引くこともなく、シームレスにPCからの制御が可能となります。

20111126E.gifこのAirMacExpressのWDS機能は、取扱説明書にも詳しく説明されておらず、インターネットで検索してもあまり設定に関する情報は見つかりませんでした。
私はAirMacユーティリティのヘルプを参考にしながら3日間ほどかけて設定をしました。
設定のイメージとしてはAirMacExpressの1台を親機にして残りのAirMacExpressが子機になるようにするWDSの設定をします。

いろいろ設定をして試してたとえば4台のAirMacExpressがある場合、はじめに子機3台を電源を入れて立ち上げた後に親機となるAirMacExpressの電源を入れて立ち上げます。

すべてのAirMacExpressが立ち上がり、親機が子機を認識して通信が可能になると背面のLEDのインジケータがオレンジ色からグリーン色へと変わり、正常に動作していることを示すようになります。

WDS機能を搭載した無線LANルーターというのはBaffalo(バッファロー)などからも出ておりますが、AirMacExpressの優れた点としては電源が100V - 240Vに対応しているという点を挙げたいと思います。通常日本では100V以外の電圧を使うことは無いと思いますが、プロジェクターに関しては大型のものは200Vというものも少なくありません。
AirMacExpress用にプロジェクターの電源を分けて使うようなときに200V対応は優れていると言えるでしょう。

またAirMacExpressはACアダプターなどを必要とせず、アンテナも内蔵されていますので接続、撤去がとても楽です。これはイベント現場などで時間がない場合は、設置に手間取ることもなく便利です。

最後に不便な点も挙げておきます。
AirMacExpressにはEthernetのLAN端子が1つしか装備されていないことです。同じ場所に複数のプロジェクター(ダブルスタック、トリプルスタックなどの時)がある場合、LANのハブを間に入れないと端子の数が足りなくなります。
こういった場面ですと普通の無線LANルーター(LAN端子が4ポートくらいあるタイプ)のほうが便利かもしれません。
やはりその現場に合うものを毎回考える必要があります。